土壌微生物、センチュウの大きさについて

土壌には様々な生物が生きています。土壌生物の大きさについて、作物生産に関わる細菌、糸状菌、センチュウについて、説明しています。

【内容】

ひかる泥団子チャンネルです。
今回は、土壌微生物・センチュウの大きさについてです。これらの生物はとっても小さいですが、植物の生育を助けたり、時には植物に病気をおこしたりします。
私たちの肉眼では見えない、さまざまな土壌生物の大きさを、建物などに例えて説明します。動画では、細菌の目線で他の土壌生物の大きさを感じてみましょう

今回は、土壌生物3つについて説明します。
細菌、糸状菌、センチュウの3つです。
それぞれの大きさは、細菌が1.5μメートル、菌類の中の糸状菌は菌糸の太さが10μメートル、センチュウは全長500μメートル程度といわれています。では、人の縮尺で考えてみましょう

細菌から見た他の土壌生物の大きさを説明します
ここでは細菌の大きさが私たちのからだと同じくらいだとしましょう。
細菌の大きさを1.5μメートル いこーる 人の身長を1.5メートルで例えます。

それでは、糸状菌の菌糸の太さがどれくらいに見えるかというと、太さが10μメートル程度なので、3車線ある高速道路のトンネルくらいの大きさです。細菌は糸状菌の菌糸の中にすっぽり入ってしまう大きさですね。

次に、センチュウです。細菌からセンチュウがどのような大きさに見えるかというと、634メートルあるスカイツリーのくらいの大きさに見えています。人間以外にこんなに大きな動物がいると思うと、、、びっくりですよね。

最後に細菌の大きさを別の目線で感じてみましょう。細菌にとって1センチは、私たちのどれくらいに当たるのでしょうか???
細菌にとっての1センチは1,000kmにあたります。直線距離だと札幌市-京都市間くらいにあたります。私たちにとってたった1センチですが、細菌にとっては、遠く離れたところのことかもしれません。

参考になる部分はありましたか。今回の動画では、土壌微生物・センチュウの大きさについて説明しました。
土壌や土づくりが面白いなと思った方は、気軽に高評価や、チャンネル登録をお願いします。では、また次の動画でお会いしましょう。

【補足情報】

(参考書籍)
新版土壌肥料用語辞典 編者 藤原俊六郎 安西徹郎 小川吉雄 加藤哲郎、2005、農文協

(参考サイト)
都市間の距離計算はBEPPERちゃんねるさんサイトを利用しました。
https://www.8toch.net/